アメリカでの生活には、ほとんどの地域で車が不可欠。
何をするにも車が必要かと思いますが、一番困るのがタイヤのパンクやバッテリーあがり他、車の故障だと思います。
先日、買い物に行こうと思って自宅ガレージから出ようとしたところ、右側前輪の方からギュギュギュギュ、と異音が!確認してみたらパンクしていました。(ちなみにアメリカではパンクの事をFlat Tireといいます)
スペアタイヤに交換後、タイヤ屋さんへ自力で移動し修理を受けて無事解決したのですが、その際、事前に確認しておけば良かった!と思ったことがあったので、この記事で紹介します。
- タイヤのパンクが起きやすいアメリカ
- アメリカでタイヤがパンクした時の対処方法
- アメリカでタイヤがパンクする前に確認しておくべき事(特に中古車!)
- アメリカでタイヤがパンク まとめ
タイヤのパンクが起きやすいアメリカ
アメリカの道路は、日本の道路と比べるととにかく舗装の質が悪いです。コンクリートがデコボコしていたり、小さな穴が開いていたり、日本のハイウェイではないような段差があったり。
そして小さな釘や、何かの部品など、パンクの原因となる落下物も多いです。自動車事故が起きた後の掃除も日本ほど綺麗に行わないため、細かな部品やガラスの破片などが落ちたままになっている光景もよく見かけます。
落ちているスプレー塗料の缶などをタイヤで踏んでしまった場合などは最悪です。塗料がボディまで飛び散ってしまい、もはや個人では汚れを落とすことができません。
というわけで、アメリカの道路では、日本で運転するときよりも落下物には注意しながら走行するようにしています。
アメリカでタイヤがパンクした時の対処方法
自力でスペアタイヤに交換し、近くのタイヤ屋さんへ持っていく
今回の場合は、自宅でパンクに気づいたので、自力でスペアタイヤに交換して、地元のタイヤ屋さんへ持って行って修理してもらいました。
前輪のタイヤがパンクしていたため、パンクしたタイヤを外した後、後輪のタイヤをパンクした前輪に取り付け、後輪にスペアタイヤを装着しました。(スペアタイヤの装着位置ですが、前輪駆動車の場合は駆動輪を避けたほうが良いです。後輪駆動車の場合は、駆動輪につけても問題ないようです。)
完全にバーストしてしまった場合はタイヤごと交換する必要がありますが、パンクの原因となった穴が小さい場合、タイヤ側面でなければ穴を塞ぐリペアで済む場合があります。
今回、うちの場合はタイヤの地面接地面から2cmくらい側面に入ったあたりに2mm位の小さな穴が空いていました。何かが一回刺さって、抜けた様な感じ。
穴を塞ぐリペアが可能とのことで、コストも20ドルだけで済みました。
このリペアについてですが、お店によっては本来はリペアで済むにも関わらず、それを伏せてタイヤの交換を進めてくるところがあります。
住んでいるエリアのタイヤ屋については、事前に評判を調べておくと良いと思います。旅先などの場合は、Yelpで評判を調べたり、ホテルのスタッフに聞いてみるなどして、信頼できそうなタイヤ屋を探しましょう。
AAA他、保険会社、クレジットカードのロードサービスを利用する
AAAの場合は、電話をすればスタッフが出張してスペアタイヤに代えてくれるサービスがありますので、パンク時、自力でスペアタイヤに代えることが不安な方は、加入しておく価値があると思います。スタッフにスペアタイヤに代えてもらった後は、自力でタイヤ屋さんに向かいます。
その他、Geicoなどの車保険やクレジットカードに付帯してくるロードサービスを呼び、レッカーでタイヤ屋まで運んでもらう、という手もあります。
加入している保険やクレジットカードに、ロードサービスが付いているかどうか、またレッカー移動が何マイルまで無料か、事前に確認しておくと良いと思います。
アメリカでタイヤがパンクする前に確認しておくべき事(特に中古車!)
スペアタイヤの空気圧は事前に確認しておこう
今回のパンク時、この中古車購入から約1年経過後初めてスペアタイヤを取り出しました。そして地面においた瞬間、ん?なんだか大分柔らかい。
空気圧がとても低い、いや、むしろほとんど空気が入っていない!
ということが発覚しました。購入先の中古車Dealerに怒りを覚えつつ、いや、ここはアメリカ、全ては自己責任。。購入時、その場で確認をしなかった自分が悪い、と怒りを抑えました。
空気を入れる道具は持っていないため、とりあえずもう一台の車に積んで近くのガソリンスタンドへ行って、空気を入れました。
ジャッキアップの道具が揃っているか、事前確認
スペアタイヤの空気を入れ、ようやくパンクしたタイヤを外す作業に入ろうとしたら、
ん?何か少し道具が足りない。。
フックジョイント棒が無い!
このフック付き棒が入っていませんでした。
これが無いと、ジャッキの回転部分を回すのに時間がかかって仕方ありません。結局今回はもう一台の車のジャッキを使ってジャッキアップ、スペアタイヤに交換しましたが、出先などでパンクしていたら大変だったと思います。
これに関しては、後日この中古車を買ったDealerに問い合わせましたが、当時のセールスマンがもういないため、確認できず、対処できないと言われてしまいました。Again、ここはアメリカ。購入当時確認しなかった自分が悪い、と言い聞かせるしかありませんでしたね。。
アメリカでタイヤがパンク まとめ
今回の教訓を生かし、タイヤの空気圧の確認を頻繁に行うようになりました。
ジャッキアップ用のフック棒は、通販で購入。(この棒だけで20ドル位かかりました。。)
この記事を読んでくださった皆さま、記事をご参考いただき、タイヤがパンクしてから困らないように、改めてもう一度、スペアタイヤの空気圧確認とジャッキアップツールの有無確認をしてみていただけたら幸いです!
また、車購入の際には、付属道具が全て装備されているかどうかの確認はお忘れなく!