ロックダウンが教えてくれたこと

コロナの世界的大流行で、私たちの住んでいる街もロックダウンが始まり早3ヶ月半が経とうとしています。

買い物に行くと、全ての人がマスクをしており、アメリカでまさかこんな光景が見られるなんて、1年前、いや半年前の私なら想像もつかないことです。

このマスクの件は、一瞬にして、当たり前でなかったものが、当たり前になるのを目の当たりにした出来事の一つです。

そして、公園に行っても、もちろんですが遊具は触れることができなくなった日々。

コロナ禍の前は、うんていを豆が何個もできながら毎日毎日練習していた娘。

寂しそうにうんていを眺めては、「コロナなんて大っ嫌い。」と小さな声でつぶやいていたのを聞く、自分の無力さったらないです(泣)

色々なところに自由に行くことも叶わず、昔の日常が愛おしい。。。

ですが、そんな中で、私に与えてくれた学びは、家族で一緒に過ごす時間の尊さです。

普段なら、何気なく過ごしてしまう朝ごはんや夕食も、今は家族揃って、元気に食べられるということに、とても感謝し、何より愛おしい。

スーパーにもなかなか行けず、土曜日にいくファーマーズマーケットで買う桃やとうもろこし、きゅうりのありがたさ。そして、新鮮で美味しいことを一緒に共感できる喜び。

3ヶ月前までは、週末はどこかに出かけて、そこで楽しみを提供してもらってたんだな〜なんてしみじみ思うのです。

今は、家で野菜を作り、何週間もかけてお世話し、収穫して食べたり、焼き鳥を炭火で焼いたものを家族で食べて、美味しいね〜と笑いあったり、10年近く使っている家具をきれいにペイントし直し、ニスを塗って、元に戻ったみたい!!と感動したり、身近にある幸せに反応できるようになりました。

ささいな日常に喜びがたくさん溢れています。例えば夫が伸びてきた庭の木を切って、子供たちが小さい両手で一生懸命、切った木をゴミ箱に入れている。それをキッチンから見ながら、おいしくな〜れと思いを込めて料理を作る。

夫は、私や子供が、あ〜キレイになったね!木を切るの大変だったでしょ?!お疲れ様と言われ、子供たちは、夫や私に、お手伝いしてくれたから助かった〜!これ全部二人でやってくれたの?!と言われニコニコ得意顔。私は大した料理でないのに、夫や子供たちからママのお料理毎日食べれて幸せ〜と言われ、飛び上がるほど嬉しくなる。

みんなが家族のために何かをし、お互いを認め合うというのがこんなに幸せなことだとは。

よく丁寧に生きるとかって本には、そんなことが結構書かれていますが、身をもって感じるとはこのことですね。コロナは本当に悲しく、心配で、嫌なことですが、そこから学ぶこともあるのだと思う今日この頃です。

人生において、一番価値のあるものはお金でも地位でも名誉でもなく、時間だと思います。

お金や地位や名誉は上を見たらキリがありません。ただ一つ時間だけは、どの人にも老いや死というものが訪れ、限りがある、実は一番価値の高いものなんですよね。

そんな価値のある時間を、大切な人たちと笑って泣いて過ごせることにこれからもずーっと感謝を忘れず生きていきたいと思う今日このごろです。

ABOUT US

初めまして!主人の駐在で8年間カリフォルニアに住み、その間に2回の出産を経験。カリフォルニアが気に入り、帰任辞令と共に、アメリカの会社に転職した主人と、ワイン大好きなアラフォー専業主婦の私、そしておませで心優しい娘(2014年生まれ)と、自由奔放で我が道を行く息子(2017年生まれ)との生活を書いてます。誰でも簡単に取り入れられる風水も実行中です。